きときと


大きくっておもしろいなって勝手に履いてたお兄ちゃんのサンダルで川にはいった

進むごとに深くなっていて頼りになるのは水面下にゴツゴツ並ぶ岩を踏む足裏

踏み外してすっ転んで水ん中で暴れた
おにいちゃんに助けられて水を離れてやっとサンダルをなくしたこと気づいた

なんかすごく申し訳なくて
取りに行くだのもったいないだの騒ぎ立てて
取ろうと思ったけど、その弾みでどんどん奥まで流れちゃって見えなくなった

帰り道の車で大泣きした
ごめんなさいとか私のせいだとか
流れていくサンダルに何もできなかったことが悔しかっただけなんだけど

どこかにある夏の思い出

何かが訪れ消えるというより
何かが浮かび流れていくイメージ

季節だからどうのこうのの季節色が
夏はやっぱり強い気がする
季節色に負けてじぶんの色が見えなくなりそう

しっかり生きなきゃ
生きるのは自分
しっかりしたじぶん つくろう

今年の夏の思い出はどこにしまわれるんだろ
いつか何かで思い出させるあの夏になるかな
いつかの夏はどれくらいあるんだろう
まだ心焦がれる夏がしまわれてる気がする
そういうが夏が浮かびあがる日を、待ってみようと思う

夏とかくれんぼ、して。
夏を見つけてるうちに夕暮れがきて
仕方ないなって夏が私たちに風を与える
そんなきがする
そんな、きがする

迷う前に目的地をきめないと
目的地がないなら迷いもしないね

目的地がない迷子になったら
たぶんおしえてくれる 前の夏 今までの夏が
だとか 戯言


おやすむしたい おやすみなしあ
またね、ごきげんよ