くるくる

り。

わかっている わかっていた
わかろうとした わかりたかった

わかること わからないこと
知ったこと 知らなかったこと

それと、知れなかったこと

わかることの事浅さ
できることの事薄さ

ほんとうは 本当は ほんとは
言いたいことと言うべきことは違う
だから無理をする

無理をしてなにになる
死ぬときだれかが惜しんでくれるだろうか

けどわたしは今を生きていて
いまの私を生かしている

わかってたって何にもならない
できたって何にもならない
何かになれど 何かにはならない
形ないものに縋るのがヒト

だとしたらわたしは

とくに意味のない言葉を連ねて
思う、すこし、具体的なこと

自分のために
自分だけの未来のために
他人とその周りを傷つけるひとは大嫌い

優しくても、やさしくない
やさしくても、優しくない

頭でわかるなら、やらなきゃいけない

人は人生を所持していて
それはひとりだけで構成されてない

自分の人生のために誰かの人生を壊してはいけない 乱してはいけない

関わり合いにそれがつきものでも
あたまでわかる最低限のマナーがあって
自分に非があるなら悔やんではいけない

悔めない自分を慰めてもらうために
わたしたちは他人の人生の少しを借りる

やさしくありたい
けど優しくしたくない

わたしは本当のほんとの意味で、他人のために、他人のための言葉を扱えるひとになりたいと、心から、思っている、思っているだけでは、結局たにんの人生を狂わす、傷つける、いやだ、そんなの。

傷がまるで自分のものかのように
胸が痛むから、優しくせざるをえない
それが相手の「ため」にならなくても

くるしい つらい どうしたらいい
そんなわたしの言葉は海に捨てる

ねないと いけないのに ねれないや
おやすみなさい またあした