きらきら
大縄跳びって緊張するよね
私が止めてしまったらどうしようって
「78回!79回!はちじゅっかい!」
数字が増えていくほどに思う
99回で縄踏んでみろよ、さいあくだ
僕らのトラウマ
覚えていたいこと、忘れたくないこと
微妙なニュアンス、すこしちがう
ここは忘れたくないことを拾う場所
覚えていたいことを見つける場所
どうしても消えたいのに
どうしても生きたいのに
どうしても言えないのに
積みかさなるわたしの声
どうしたら消えられるの
どうしたら生きられるの
どうしたら言い出せるの
どうしたら、どうしたら
好きな歌から。
昔から好きなった歌を繰り返し聴きすぎる。鬱な曲を聞きすぎて鬱になった時期がある。
そのころは真面目な高校に通ってた、そして真面目な高校をさぼってた。なんとなく気分が低迷してて、なんとなく怠くて、そしてなんとなくさぼってた。
さぼって何かしてたわけじゃない
家にいるわけにいかないから、電車にひたすら乗ってた、始発から終点を往復した、だいたい2時間くらい、寝たり起きたり
高校の最寄り駅をすぎても遠く遠くへ流れていくうちによくわからないけど「こんなもんなんだ、今まで毎日無意識にがんばってたことってこんな簡単にやめることができるし、こんな馬鹿らしくなれるんだ」って思った。
ギリギリ保っていた昨日までの階級は、ただのバッジなんだなって。わたしはただの人間なんだとおもった。
あとは、最寄駅ホームの椅子で日を浴びながら寝たり(めちゃめちゃ日焼けした)
聴いていたのは「死にたいのに死ぬわけにいかないまま毎日が進んでいくの笑っちゃう」みたいな曲。繰り返し、繰り返し、繰り返した。
生徒の9.8割がちゃんと登校してるのに昼から授業いったりしてた。ここらへんから大学をさぼる才能の片鱗がみられる。えへへ。
1限から学校に行けても、保健室行くふりをして授業を抜け出しさぼってた。
これもまた何かをしてたわけじゃない。便所に引きこもってただひたすら鬱曲を聴いてた。
聴くと精神が痛むのに、聴かずにはいられなかった。誰かと会話して笑うのが苦痛だった。わけもなくトイレで泣いてる自分がそのときはいちばん自分らしかった。へんな話だ。
なにをしても否定がついて回って、なにをするのも面倒くさくて、なにもしたくなかった。
たぶんあのときはすこしおかしかった。
あのときからすこしおかしくなった。
うそだけど、うそだけど。
いま懐かしいと思っていることは
今が懐かしいものになったら
どれくらい懐かしいものになるのだろう
どんどん忘れていくことがこわい。
楽しかったことを上に重ねて、嬉しかったことを横に並べて、忘れたくないことをもっともっと自分の体の隅々に行き渡らせよう、そうして潤って、柔らかくなって、優しい優しいにんげんになろう。誰かに与えられるにんげんになろう。与えることができないことを悲しまないにんげんになろう。
そんなかんじ。他愛のないはなし。
寝ちゃおっかなあ、すこし寝よう
おやすみなさい