ぶくぶく

思いあぐねること
感じあぐねること

好きなことのはなし

多くのひとと息を繋ぎ合わせて音を重ねることは色を生み出すことに近い。

膨らみきった音が弾けて色が生まれるさまは花が咲く光景に似ている。

感情という花が咲く、色から感情を目視することができる。心の目。本当の目。

わたしはその厚みの中でしか呼吸できなかった。だから今はすごく息苦しい。
戻る場所を探してる。戻りたい、何も考えず息をしたい。

すぐにはできない。
息は簡単に繋がらないし、まず、息が芽吹くこともそう多くはない。

ひととひととひととが隣り合って一点に向かって音を出すってなんでこんなに難しいんだろう。だぶんね、音は生きているから、音はそのひとそのものだから、だとおもう。喧嘩したり仲良くなったり、いろいろあるよね。和音はひとの関係そのものだ。


トラウマは存在する。
足が竦み、忙殺量の情報が頭を真っ白にさせて、身動きがとれなくなる。

歌がこわい。でも逃げているのも嫌だしいい加減自力を出したい。やりたいな。

いまのわたしの全てを培ってくれている空間は、わたしの産まれた子宮みたいなのだから戻れないけどさ。

新しく母胎をつくるのに10年かかると思う、もっとかかると思う。
それくらいひとの繋がりは浅くてときに浅ましくてそれでもそれが基盤。

ひとと信頼関係ができてはじめて地ができる。草も木も花も土のないところにははえてこない。新しい風を運ぶ鳥も、花はおろか地もないところにはこないだろう。

難しいね、人間関係に利害がくっついたら、ややこしいね、めんどくさい。
頑張らなくていいんだよ、でも頑張らないといけないね。でも、頑張らなくていいんだよ。

わかるひととはなしたい
あれがいいここがいい
よさについて話したい
すきについて話したい
あれがこうでああですき

右足を壊して三年
寝れなくなって半年
人を騙し裏切ってから一年
人に騙され駒にされて一年
一人暮らしをはじめる今
反対された1ヶ月間
病気を急かされる日々

かさぶたみたいなものだから
いつのまにからとれちゃうから
ちょっと痒いけど


好かれたかったな。
いや、うーん、好かれたいより、大切にさせてほしいって思ってた。したかった。
先を越されてたから、本人がわたしがしたかった状態になっているのなら、喜ばしいと思わないとなって。思えてる。

眠くなってきたあ
おやすみ おやすみね

ハナレグミ/光と影